「ネガティブ‧エントロピー」シリーズは、機械作業⾳や⼈間の声などをデジタルデータに変換し、そのデータをパターン化してジャガード織へと変容させるアート作品です。産業⾰命期初期に考案されたジャガード織を⽤い、⼈間を「⽷」、キャンバスに張られた織地全体を「社会」のメタファーとして表現し、⾳によって⼈間と社会の関係性を視覚化しています。
本作品は、2022(令和4)年10⽉7⽇に録⾳した横浜シンフォステージ新築⼯事の作業⾳等の⾳源をもとに制作されています。横浜シンフォステージが造られていく過程の視覚化、またそこで働く⼈間の活動の記録でもある本作品は、横浜シンフォステージそのものの「肖像画」とも⾔える作品です。
左:Negative Entropy (Yokohama Symphostage,Drilling Excavation, Orange, Hex)
右:Negative Entropy (Yokohama Symphostage,Drilling Excavation, Blue, Hex)
作家名 | 田島 美加 |
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設置場所 | ウエストタワー2階 アトリウム〈53街区 横浜シンフォステージ〉 |
材質 | 綿、アクリル、ポリエステル、ナイロン、ウールの吸音材、ホワイトオーク |
サイズ | 2点/左:144.7×279.1×7.8 cm、右:143.8×279.1×7.8 cm |
制作年 | 2023(令和5)年 |