まっすぐ海へと続くキング軸の完成を思い描き、作家はここオーシャンパティオに大きな海月を点在させたいと思った。そしてオブジェではなく建築と一体化させようと考えた。建築とはこの場合、矩形の植栽升であり、このコンクリートの人工物に絡ませることで建築と緑とアートを結びつけることができる。
軽やかに海中を漂う海月は、実はずっしりと質量があり、驚くほど強い弾力のある体を持っている。作家は強い弾力を持つ海月を思いながら造形に取り組んだ。天然芝の上に居ついたこの7体の海月は、腰掛けることができるアートとなった。
作家名 | 山本 秀夫 |
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設置場所 | 屋外(ぺデストリアンデッキ)〈パシフィコ横浜 ノース〉 |
材質 | FRP・SUS |
サイズ | A: H510xW3400xD3200、B: H815xW3400xD3300、C: H865xW3250xD3200 |
制作年 | 2019(令和元)年11月 |