汽車道のアマモ実験場では、今年も、アマモの育成とともに、ノリ網の育成実験を開始しました!
昨年3月、アマモの旧実験場にノリ網を設置しノリの育成実験を行ったところ、みなとみらいでもノリが育つことが確認できました。そこで、今年はノリ網を2枚に増やし、2月下旬(予定)までノリの育成実験を行っています!
ノリは小さな海藻ですが、実は海藻の中でも窒素の吸収が多いそうです。ということは・・・、そう!「海をきれいにする」ということです。
今年はノリ網の設置の仕方を変えて実験をすることにしました。
一つの網は、昨年と同様に網の高さを固定して設置する「固定式」。固定式では、高さが固定されているので、潮が引いたときにはノリ網の様子を汽車道からでも確認することができます。
もう一つは、新たな取組として「浮き流し方式」で設置しました。これは網にフロートを付けて海水面に浮かべるもので、常にノリ網が水面付近にあり、日光を多く浴びることができるので、より良い生長が期待できるそうです。
このロープがノリの種網です。金沢区のノリ漁師さんから分けていただいた貴重なもので、ノリの幼芽がたくさん着いています。黄色いフロートは「浮き流し方式」で設置したノリ網に着けます。
蛇篭を活用して、6本の支柱をたてノリ網を設置。設置してから約2週間後のノリ網には、うっすら黒っぽいノリが付いてきました。
しかし、浮き流し方式では、浮きがひっかかってしまい網の上下がうまく稼働しない、海水面を漂っているゴミが引っかかる、海水に浸かったままなので病気になりやすい、といった心配もあるそう。 無事に育つよう、皆さんも見守ってくださいね。
もちろん、新たなアマモの植付も行いました。
昨年の実験で多くのアマモが残った蛇篭の沖すぐの水深1~1.5mのところを中心に植付し、元気よく順調に育っています。
アマモの苗には、紙粘土の重りを付けて植えこみます。
岸側の網は「固定式」、沖側の黄色いフロートが付いた網は「浮き流し方式」で設置しています。
汽車道を通ったときには、ちょっと覗いてみてくださいね。潮が引いていれば、ノリ網に小さなノリが確認できるかも♪
ノリもアマモも、これからの生長が楽しみです♪