昨年12月、アマモの実験場の横に大きなカゴにカキ殻をたくさん詰めたカキ殻礁を設置しました。カキ殻とカキ殻の隙間は小さな生き物たちの絶好の隠れ家になるそうですが、本当にそうなのでしょうか!?
ということで、2019年11月22日、そのカキ殻礁の1つを引き上げて地区内施設・企業のみなさんやみなとみらい本町小学校の生徒さんと一緒にカキ殻礁の中の生き物の観察を行いました。
まずは、ダイバーの方が汽車道のアマモの実験場に設置されたカキ殻礁を引き上げます。カゴの中のカキ殻に付着している泥や生き物を海水でタライに洗い落し、この生き物入りの泥水をふるいで漉して準備完了。
カキ殻礁には、付着物が着いていて生き物がたくさんいそうです。
体験会のために、海水で泥やカキ殻から洗い落として生き物を集めます。
参加者のみなさんが日本丸訓練センターに集合!! 本日の説明を聞いて「汽車道の海の生き物ふれあい体験会」スタートです!
それぞれのテーブルに配られたカキ殻片や砂の中から、「貝の仲間」「フジツボの仲間」「エビ・カニの仲間」「魚の仲間」「ホヤの仲間」を探してみました。 専門家の方の説明を聞きながら、ピンセットや網を使って小さい生き物まで見逃しません!
なんと!30分程度の短時間の作業で17種類もの生き物を取り出すことができました!
海の中を覗いただけでは生き物が少なそうに感じていた汽車道の海ですが、実はたくさんの生き物が暮らしているんですね。
最後に、NPO法人 海辺つくり研究会の木村さんより、「みなとみらいの海を含む東京湾には、深い海や浅い海など...、いろいろな環境があることで、豊かな海になっているんだよ」というお話を伺い終了!
みなとみらいの海が、たくさんの種類の生き物が棲む豊かな海になるとよいですね。
生き物観察会にご協力・ご参加いただいたみなさま、悪天候の中ありがとうございました!