みなとみらい汽車道で行っています、アマモの育成と水環境調査。
2022年もアマモの植え付け作業と水環境調査を11月18日(金)に行ないました。
当初は11/15(火)に作業を予定していたのですが、
残念な事に雨とかなりの寒さで予備日であった11月18日(金)へ変更。
18日の作業日はとても気持ちの良い晴天に恵まれ、
アマモの播種に駆け付けたYMMスタッフも楽し気に、そして黙々とアマモの植え付け作業を行っていました。
作業の方は、約1,500粒のアマモの種子をプランターと紙粘土に入れて汽車道護岸の海の中へと沈めていきます。
昨年は生育が悪く、植える事が出来なかった苗も今年は49株を海底に移植。
(紙粘土を支持材としてアマモの苗植え付けキットを作って植えていくのです。)
昨年も記載しましたが、プランターへの種まきは一つの穴に種を5粒ずつ
(穴は1プランターに100個程開いております)、
ピンセットで黒ゴマサイズの(色も形もまさしく黒ゴマ)種を一つ摘まんでは入れと・・・言う地道で細かな作業。
最初は「種が取れない」、「どこに入れたかわからない」、「永遠に終わらない」・・・などと言っていましたが、
しばらくすると皆「いち、にぃ、さん、よん、ご」を繰り返し作業に没頭。
さて、播種が終わったプランター2基はそのまま海の中へ設置されます。
また、紙粘土の方の種子は5cm位の丸くした紙粘土の真ん中に30粒の種子を入れ
(見た目はゴマの付いているお饅頭的な美味しそうなものにしか見えません。)、
それを二つ折りにし海中へ(こちらは地植えになります)。
プカプカ浮いてこないように土をかけられ、こちらもゆっくりと発芽を待ちます。
大切なアマモの苗は、今回も金沢区の「海の公園」から分けていただいたもの。
アマモの現状(最近の食害等で「海の公園」のアマモ分布範囲が縮小しているとの事です。)に配慮しつつ、
必要最小限の株をみなとみらいの海のために分けてもらいました。
これから季節が変わり、沢山のアマモの芽が出て、そのアマモがスクスクと大きく育つ、
そんなみなとみらいの海になる事を今回も願っております。
職場の近くに海があるのに、働いているとその事を忘れてしまいがちですが、
折角の恵まれたみなとみらいの立地を楽しむ余裕を持ちたいものですね。
その際は是非汽車道のアマモ場も覗いてみてください。
看板が立っていますので、「ぁあ、ここにアマモが植わっているんだな」と
気にかけていただけますと、きっと発芽率もあがる・・・そんな気がします。
今回の水環境調査時の動画もアップしておりますので是非ご覧ください。
(調査時、水がかなり澄んでいましたので、クリアにみなとみらいの海中が見れます。)
さて、次回の水環境調査は2023年3月頃になります。
アマモの芽が出ています様に!!乞うご期待!
★2022.11.18(金)の動画はこちらから★
https://www.youtube.com/embed/TifvgFt715U