みなとみらい21地区の汽車道で行っていますアマモの育成ですが、
2020年9月の観測時点で、夏の高温&光量不足によって残念ながら全てが消滅してしまった汽車道護岸沿いのアマモですが、
な、な、なんとっ!!
3月4日の観測で1株だけ、たった1株ですが、アマモが育っている事が判明しました!
昨年(2020年)1月に移植した場所ですので、夏場に海中部分は枯死したものの、
地下茎は生残し、そこから発芽したものと考えられます。
ほんの1株ですが、遂に越夏し周年育生できたものが現れました。
今回初めて生残個体が見られた理由としては、
競合生物や夏季の水温等が昨年に比べると好条件であったためと考えられます。
アマモはまだ全長16㎝と小形ですが、今後は伸長期に入るため、大きく生長することが期待されます。
今まで、全消滅した後にひょっこり現れるアマモに出会った事がないため、
予想外の展開に調査をお願いしているスタッフの方も事務局もビックリ!!
アマモ、数カ月の時を超え、まさかの復活!!
なんだかご利益がある様な気すらしてきます。
みなとみらいの 「ド根性★アマモ」...いや、根性なのか?環境適応型のニュータイプアマモか??
どちらにしても、この一株が育ってくれる事を願いたいと思います。