みなとみらい21地区では、地球環境への負荷軽減に向けて様々な環境対策事業が行われてます。
その一つとして毎年3月には世界規模の環境キャンペーン『EARTH HOUR(アースアワー)』にも参加し、みなとみらい21地区の多くの施設のあかりを消して、世界の国々とともに、温暖化防止と環境保全のメッセージを発信する「全館消灯」をはじめ、数多くの『EARTH HOUR(アースアワー)』関連のイベントが実施されます。
しかし、残念ながら今年は施設の皆様のご協力により消灯は実施できましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため多くの関連イベントが中止となってしまいました。
そんな中、各オフィス内で手軽にできる取組として実施されたのが『みなとみらい21ソーラーライトチャレンジ』です。 「ソーラーライトチャレンジ」とは、WWF(世界自然保護基金)がグローバルに展開するプログラムで、環境に配慮した特製ソーラーライトキットを参加者ご自身で組み立て、「エネルギー貧困」状況にある世界の子供たちに届ける、 "環境" と "社会" の両面へのインパクトを持った取組です。 一般社団法人横浜みなとみらい21では100個の特製ソーラーライトキットを購入し、『みなとみらい21ソーラーライトチャレンジ』として、みなとみらい21地区の会員へ参加を呼びかけました。 通常は企業単位で実施される「ソーラーライトチャレンジ」ですが、今回のように地区単位で実施されるのは世界でも初めてだったため、どの程度の興味を持ってくれるかは未知数でしたが、募集したところ11の会員企業が手を上げてソーラーライトを組み立ててくれました。
このソーラーライトキットですが、特殊の知識や技術は必要なく、付属のドライバー1本で組み立てることができるので、初めての方でも10分程度で組み立てることができます。 参加者の方々は、最初は戸惑いながらも説明書を読みながら童心に戻って組み立てを行い、完成するとみなさん口々に楽しかったと話していました。 こんなに簡単に組み立てることができるソーラーライトですが性能は優れもので、太陽光で充電すると最大8時間程度点灯し、バッテリーは3年間使用可能です。さらに、3年後にはバッテリーを交換、その後も2年ごとに2回バッテリーを交換し、合計で約10年間使用することができます。 さらに、ソーラーライトに子供たちへメッセージを添えることもでき、参加者からはかわいいイラストのメッセージや、藤田専務理事からは「I hope this device will help you」のことばが添えられました
のソーラーライトが「エネルギー貧困」状況にある国に子供たちに届けば、 ・夜でも勉強することができるようになる ・太陽光を使うことで、灯油のような大気汚染につながる エネルギーへの依存を減らしCO2削減になる ・ろうそくや電池といった高価な照明に費用をかけなくて済む など、 教育面、環境面、経済面などの様々なメリットがあります。 今回『みなとみらい21ソーラーライトチャレンジ』で完成した100個のソーラーライトは、「エネルギー貧困」状況にある国の一つであるカンボジアへ送られ、現地の子供たちからお礼のメッセージが届く予定になっています。