大規模潜熱蓄熱システム
北極でも南極でもなく、アナ雪のエルサもいないのに、みなとみらいに夏でも消えない巨大な氷の塔が存在する。
そんな噂を確かめるべく我々の調査チームが調べたところ、日石ビルの裏にあるガラスで覆われた不思議な建物の中で巨大な氷の塔を発見しました。
金属で覆われたこの巨大な筒の中に氷の塔があるそうなんですが、何のためにあるんでしょうか?
実はこの氷の塔はみなとみらい21地区全域に冷暖房を供給している「みなとみらい二十一熱供給株式会社」センタープラントの大規模潜熱蓄熱システムで、夜電気の安い時間帯に巨大な筒の中で氷を作り、夏はこの筒の中から地区全体に冷たい水を送り冷房を供給できるようにしているんです。
巨大なボイラー
また冬は巨大なボイラーから蒸気を送り、みなとみらい21地区全体へ暖房を供給しています。
他にもクイーンズタワーAの地下には第2プラントがあり、このセンタープラントと第2プラントの2つの地域冷暖房システムで地区全体の冷暖房も賄っています。
この地域冷暖房システムのおかげでみなとみらい21地区は冷暖房コストの削減、環境への負担の軽減を実現しながら効率の良い冷暖房の実現が可能になっているんですよ。
みなさんが快適に過ごせる裏側にこういった地域冷暖房システムがあるということを知っておいてくださいね。