みなとみらい21地区では、汽車道横の水域に「海のゆりかご」と呼ばれるアマモ場をつくり、海の生き物を増やし、海の水をきれいにする取り組みを行っています。
昨年11月28日には、みなとみらい本町小学校や地区内関係者が参加してアマモの植付作業を行いました。種や苗が流されないように、アマモの苗と種におもりとなる紙粘土をつけたものと、ヤシマットの上に粘液とともに種を植えました。
2018年11月28日に実施したアマモの植付作業の様子はこちら
専門家の方のお話によると種が発芽するまでに1か月程かかるそうです。ところが、まだ約3週間しか経っていない12月21日にダイバーが潜ってアマモ場を確認したところ、なんと!2~3cmほどの小さなアマモの芽がでていました。春には30cm程に生長するそうです。種だけでなく、苗から植えたアマモたちも元気いっぱい育っています!
水温が低いから発芽まで1か月程度はかかると考えていたので、予想外の喜びです。
苗から植えたアマモの株も順調に育っています。
またこの日、大きなカゴにカキ殻をたくさん詰めたカキ殻礁を8基アマモ場の少し沖の海に沈めました。このカキ殻礁が東京湾で設置されるのは、千葉県に続き2ヶ所目だそうです。
カキ殻礁の大きさは、長さ60cm、幅55cm、高さ45cm、重さが1つ約60㎏。クレーンで積み上げて船に積み込み、アマモ場まで運びました。
このカキ殻礁は、波や潮の流れが直接アマモ場に直接あたらないようにしてアマモを守るだけでなく、カキ殻の隙間は小さな生きもたちの絶好の隠れ家になります。ゴカイやエビなど水をきれいにする動物の棲家になって、たくさん集まってくれるといいですね。小さな生き物が棲みつくと、さらにそれをエサにする生き物たちも集まってきてくれるかも!?。
アマモの生長はもちろん!どんな生きものたちがやってくるのか・・・!?楽しみですね!